Positive Grid BIAS Amp 2 レビュー:同価格帯のアンプシミュレーターとの差が出る場面と出ない場面
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Positive Grid BIAS Amp 2は、アンプの細部までデジタルでカスタマイズできるアンプシミュレーターです。同価格帯の定番アンプシミュレーターと比べ、どこまで音作りの自由度があるか、そしてその複雑さが制作現場でどう影響するかは重要な判断基準となります。この記事では、BIAS Amp 2の機能とその出音が、あなたの制作スタイルに合うかどうかを具体的に解説します。詳細スペックと購入ページは以下から確認できます。
公式ページでスペックと価格を確認する
Positive Grid BIAS Amp 2のサウンドと機能
Positive Grid BIAS Amp 2は、アンプの細部までデジタルで変更できる、非常に複雑なアンプデザイナーです。Tone Cloudには100を超えるプリセットが用意されており、Messy Boogie Lone Starのような著名なアンプのサウンドをベースに、細かなカスタマイズが可能です。この製品は、プリアンプ、トーンスタック、パワーアンプ、トランスフォーマー、キャビネットといったアンプの各ステージを個別に調整できる点が、同価格帯のアンプシミュレーターと比較した際の大きな違いとして挙げられます。
特に差が出るポイントは、キャビネットとマイクのセクションです。2x12のV30クローズドバックキャビネットにSM57を設置するだけでなく、Royer 121のようなセカンドマイクを追加し、それぞれのマイクの配置(スピーカーのコーンの中心から端、ダストキャップとの境目など)を調整できます。これにより、トップエンドとローエンドを異なるマイクで捉え、ブレンドすることで、より立体的なサウンドイメージを作り出すことが可能です。プリアンプセクションにはPre-gain EQとPost-gain EQがあり、Pre-gain EQは歪みとコンプレッションのキャラクターを変化させ、Post-gain EQは純粋な周波数調整を行うという明確な役割分担がされています。これは、歪みの質感を保ちながらトーンを調整したい場合に非常に有効です。
さらに、チューブの種類(例:12AU7から他のタイプへ)、ステージ数、バイアス調整(コールドからホットまで)によって、アンプのダイナミクスやコンプレッションの質感を微調整できます。パワーアンプでは、6V6のような圧縮感のあるチューブから6L6のようなオープンなサウンドのチューブへの変更、さらにはSingle-ended、Split Load、Push-Pull、Solid Stateといったトポロジーの選択が可能です。トランスフォーマーもAmerican(豊かなボトムとトップ)とBritish(アグレッシブなミッドレンジと圧縮感)から選べ、サウンド全体のキャラクターに深みを与えます。動画内では、スタジオグレードのパラメータを持つコンプレッサーが内蔵されていることや、BIAS Amp 2で作成したトーンをBIAS FXにシームレスに連携させ、ペダルやディレイを追加できる点も示唆されていました。EQはチェーン内のどこにでもドラッグ&ドロップで最大2つ配置できるため、柔軟な音作りが可能です。
DTMプロの本音 動画内では、アンプの「Topology(トポロジー)」など専門的な知識がなくても、プリセットを切り替えながら音を探せる点が、音作りの敷居を下げると述べられていました。
メリット・デメリット
上記に当てはまる方は、まずPositive Grid BIAS Amp 2の公式ページで音を確認してみてください。
買うべき人
見送るべき人
ジャンル別・用途別 適性マップ
| 用途 | 適性 | コメント(30字以内) |
|---|---|---|
| ブルース / ロック | ★★★★★ | Lone Star, Dumble, Bassmanタイプなど |
| メタル / ハードロック | ★★★★★ | Brown Sound, YJMタイプなど |
| クリーン / クランチ | ★★★★☆ | AC30タイプ、ダイナミクスが特徴 |
| 80年代シュレッド | ★★★★★ | Brown Soundが特に適している |
競合プラグインとの比較
本動画内では競合製品への言及はなかったため、このセクションは省略しています。
結論:Positive Grid BIAS Amp 2を買うべきタイミング
Positive Grid BIAS Amp 2は、アンプの各ステージを深く掘り下げて音作りができるため、実機アンプや複数のアンプシミュレーターを試行錯誤する時間的コストを削減します。特に、キャビネットとマイクの組み合わせやEQの配置を細かく調整できる点は、レコーディングスタジオでのマイキング調整にかかる労力をデジタルで代替し、ワークフロー上の摩擦を減らすことに繋がります。これにより、サウンドデザインにかかる時間を大幅に短縮できるでしょう。
この深いカスタマイズ性が活きるのは、特定のジャンルや楽曲で求めるギターサウンドのイメージが明確で、それをデジタルで再現・追求したいと考える制作頻度の高いギタリストやDTMerです。逆に、汎用的なギターサウンドを短時間で手に入れたい場合や、プリセットのサウンドを微調整する程度であれば、ここまでの詳細な調整機能は必ずしも必要ないかもしれません。
特定のギターアンプサウンドを追求し、その音作りに時間をかける頻度が高いなら、導入のハードルは低いでしょう。一方、シンプルな音作りや即戦力となるサウンドを求めるなら、先に別の選択肢を検討すべきです。



